この記事はこんな方におすすめ
・米ぬかがたくさんある
・土に混ぜても大丈夫?
・まくだけで肥料になる?
毎年、近くの田んぼの方から米ぬかをもらっていますが、庭にまいてみたらいつの間にかゴキブリやコバエらの楽園に・・・。
というのも、米ぬかをまくだけではダメで、まくなら土に混ぜるか、発酵させるか。(「土、植物からすると頼んでもないもの持ち込むな!」なんです)
もちろん肥料にはなりますが、即効性はなく結構な時間がかかりゆっくりと浸透していきます。その時間がかかる経過で楽園になるので、頭を抱えることになります。
庭木や野菜作りの肥料に使うならそのまま撒かず、一度発酵させることが重要です。一度発酵させた米ぬかはゴキブリやコバエの楽園にならず、万能ぼかし肥料に早変わりします。
発酵には1週間ほど(気温20°〜25°の場合)かかりますが、楽園も避けれるし肥料として即効性があるので、その1週間待てばいいだけなんですよ
では、その万能ぼかし肥料の作り方をご紹介します。
私が使っている米ぬかの購入はこちら ↓
米ぬかぼかし肥料を作る前の注意点
ご紹介する前に、失敗しないためのポイントをお伝えします。
材料は、米ぬか・油かす・水だけなんですが、水分量を少量ずつ混ぜ込むことで、腐敗の原因にもなりませんし適度な発酵熱を保ち良質なカビをも繁殖させてくれます。
たったこれだけを守ってもらえれば、完成したようなものです。
米ぬかと油かすを使った万能ぼかし肥料の材料
米ぬか 1:225g
油かす 1:225g
水 :少量
繰り返しになりますが、水分量を少量ずつ混ぜ込むことで、腐敗の原因にもなりませんし適度な発酵熱を保ち良質なカビをも繁殖させてくれます
また、米ぬかだけでもいいですが、油かすも入れることで栄養豊富な肥料になり美味しい実をもぎ取れますよ
油かすはダイソーの(450g)を使っていますが、どの油かすを使っても構いません。私は全部使い切りたかったのでこれにしました。
米ぬかと油かすを使った万能ぼかし肥料の作り方
手順としてはこんな感じです。
step.1
少量の土と水を合わせる
step.2
米ぬかと油かすを1:1で混ぜる
step.3
沈殿した土は取らず、水だけを少量づつ肥料に混ぜ合わせていく
step.4
水を混ぜ合わせながら、ダマにならないように気を付ける
step.5
完成目安は、握れば固まり、押せばホロホロ崩れる
step.6
あとは暗所に置き、2~3日に1回空気を含ますように天と地をひっくり返す
step.7
1週間後(気温20°〜25°の場合)の完成を目処に使用していく
少量の土と水を合わせる
少量の土と水を合わせる理由は、蛇口から出た水だけでは肥料に必要な菌がいないので、庭の土や微生物(VS菌)入りの培養土と合わせることで、発酵しぼかし肥料が肥えてきます。
米ぬかと油かすを1:1で混ぜる
厳密にいうと正解はありませんが、1:1の割合が米ぬかの栄養も補えるし、油かすの栄養も補えるのでいいのかなと。ものは試しなので、いい割合が見つかればまた更新します。
沈殿した土は取らず、水だけを少量づつ肥料に混ぜ合わせていく
土が入っても問題はありません。水に浮いた微生物や菌だけを混ぜ込むことでぼかし肥料の発酵を促せます。
また少量づつ入れる理由は、腐敗を防ぐためと適度な発酵熱を保ち良質なカビを繁殖させるためです
水を混ぜ合わせながら、ダマにならないように気を付ける
混ぜ合わせながら、ダマになってないか確認をします。ダマになっているとその部分だけ水分量が多いということです。
完成目安は、握れば固まり、押せばホロホロ崩れる
握れば固まる
押せばホロホロ崩れる
これが完成目安です。
ある程度、空気を抜いて暗所に置く
ある程度、空気を抜いておくことで、発酵途中で袋の破裂を防ぐためです。
また、太陽に当てない理由は、肥料本来の発酵熱を出させるためと、中が高温になると微生物や菌が死滅するからです。
2~3日に1回、空気を含ますように天と地をひっくり返す
2~3日に1回空気を入れることで発酵を促します。
1週間後(気温20°〜25°の場合)の完成を目処に使用していく
気温20°〜25°が続く日であれば、すぐに完成します。それよりも高い気温であればもっと早くに完成します。
また、気温20°〜25°下回れば3週間~4週間を目安に完成を見ておいてください。