最近水槽を立ち上げたけど、メダカが常に隠れているんですが。。
という悩みを解いていきます。
メダカライフを楽しむために以下の問題点を把握しておくことで、「この場合はこれか!」、「この場合はあれか!」と、解決できるので頭の片隅に知識として持っておいてください。
また、ただ単に人影が見えて隠れている場合もありますが、餌を与えて元気に食べているなら、問題ないのであまり深く気にする必要もないでしょう。
では、メダカがずっと隠れている理由を紐解いていきましょう。
水槽内にいるメダカは何匹?
水槽の大きさにもよりますが、メダカは最低でも5匹は共存させておくこと。
というのも、少なすぎるとメダカ同士で喧嘩したり餌の取りやい追いかけまわすことがあります。また他のメダカと比べて小さいといじめにあっていることがあります。
そのため身の安全を確保するためずっと隠れていることがあります。
メダカの水槽の大きさについてはこちらで詳しくお伝えしています。
メダカがずっと隠れているのは安全か危険か確認している
メダカがずっと隠れているのは危険を察知し本能的にとっている行動です。
買い始めて、メダカの姿が見えないと悲しくなりますよね。
しかし、メダカにとっては安全第一なので仕方ありません。
なので、私たちがすることは見守るか、問題の改善をするか。
一つづつ見ていきましょう。
メダカは本能で隠れる習性がある
繰り返しになりますが、危険を察知すれば隠れる習性のあるメダカは本能的にとっている行動なので、安全を確保できている水槽環境が保たれていれば、ほぼこのようなことは起こりません。
また環境が良くてもメダカ同士のいじめ・追いかけが盛んだと痩せ細ったメダカが目立つようになるので、別容器にメダカを移すのではなく追加することをおすすめします。
水槽に入れたばかりの時期は、環境に慣れていない
水槽を立ち上げたばかりだと、水質が安定していないので、メダカが環境になれず、そこでじっとしていることがあります。
日が経つごとにメダカは徐々に回復し、遊泳します。
季節によって隠れる場合がある
水槽の立ち上げの目安としては春先、秋先が最もいいですが、初めての方なら真冬でも真夏でも立ち上げることがあります。
例えば真冬。手先が凍りつくような真水にメダカも体力温存のためあまり動きたきないのに飼い主さんの抑えきれない感情から水槽にジャボンとメダカを入れるとたまったもんじゃないと睨まれます。
なので、環境と季節が安定している春先、秋先を目安に立ち上げを心がけること。
この季節を外しているがために、底で身動きを取らないメダカを作ってしまっています。
頻繁に隠れるようになったら要注意
特に要注意なのは頻繁に隠れる動作をしている場合です。
メダカは常に水面を泳いでいるので、すぐわかるかと思いますが、隠れる・餌をあげても上がってこないとなれば死ぬ間際か他のメダカからのいじめ、水質の悪化で息苦しく、病気にかかっている恐れがあります。
その場合、触らず今ある水槽より大きいものを購入しそのまんま移してあげ、浄水器を通した水を溢れない程度に追加します。
メダカが下にいる原因は、水温が影響している
季節によって水の温度に変化があるように、メダカはものすごく敏感です。
安定に保つための工夫も兼ねて見ていきましょう。
冬時期は、体力温存
冬時期になると、北風の影響で水の温度はマイナスになることもあります。なので、凍る手前の0度や1度といった人間では耐えられない水温になります。
しかし、メダカはそれでも生きていかなくてはならない。そのためカラダを動かさず、底でじっとしたり落ち葉や石に隠れます。
特に、冬時期はメダカを楽しむことができないし、元気がないと思って水換えを行うとメダカの死を早めてしまいます。
夏時期は水温上昇が原因
夏時期は日照時間が長いし、直射日光で水温が上昇します。水温の上昇を避けるために、なるべく太陽が当たらない時間を多く取ることをおすすめします。
こういった対策をすることでメダカの体力の現象を抑えることができます。
メダカがずっと隠れている原因は病気・環境の悪化
水質の悪化は急に起こるものではなく、徐々に変化が起き水の濁りや、水草が枯れてきたりと、順番に起こります。
なので、何か異変があったときは、即水換えをし、注意点も下記に述べていますので参考にしてみてください。
水換え後、上下に激しく泳ぐのは、pHショック
水換え後すぐにメダカを入れるのは避けるべきです。
理由はPhショック(ペーハショック)が起きます。
実際、私も外で捕まえたミナミヌマエビをPhショックでやってしまっている身でもあります。
ミナミヌマエビやメダカからすると急な環境の変化には耐えられません。新しい水槽に入れるときは5時間ぐらいかけて徐々に慣れさすぐらいがちょうどいいかと思っています。
クルクル回る泳ぎは、尾ぐされ病
メダカの尾ぐされ病は水質の悪化やストレスなどが原因と言われています。
対策としては水質管理や飼育環境を一定に保つこと。
もし感染した場合は、早期発見と治療が必要で、感染源を排除し、抗生物質や抗菌剤といった治療薬を使用することが一般的で、適切な餌やりや定期的な水換えも大切です。
新たにメダカを導入するときは、少し時間をあけて健康状態が正常に戻ったか確認してから共存させること。
尾ぐされ病を予防するためには毎日の飼育・環境が病へと導くことになるので、適度に観察し、定期的な掃除も心がけましょう。
頭が上、体が縦になっているときは、立ち泳ぎ病
メダカの立ち泳ぎ病は浮き袋の機能障害による症状です。予防には水質管理の徹底や餌の適切な与え方が重要です。感染した場合は原因を特定し、対策を取ることが必要です。水質の改善や感染症・寄生虫の治療、適切な水温や餌の選択が行われます。定期的な水交換や飼育環境の清潔さを保ち、過密な環境を避けましょう。新たな魚を導入する際には隔離期間を設けて健康状態を確認し、早期対策に取り組みましょう。
水面で口をパクパクしているのは、酸欠が原因
口をパクパクさせている理由として2つ理由があります。
・お腹が空いている
・酸欠状態
このどちらかで、見分け方としては結構難しいです。
例えば餌をあげて、パクパクしなくなれば、お腹が空いてたですが、餌を与えてもなお、口をパクパクしているのであれば酸欠の可能性があります。
水槽内を思い出して欲しいのですが、酸欠になる理由は水槽内にあります。
エアレーションをしていない、植物を入れていない、エビやヒメタニシを入れていないなど、自然に近い状態を水槽内で作っていないのが原因です。
私の場合、屋外ですから水生植物を多く入れているので、植物が光合成するたびに根っこが水槽内に酸素を供給してくれますが、曇りや雨の場合、光合成がストップするデメリットがあります。
また、植物が多いとメダカの鑑賞の邪魔になるので、ブロワーポンプを使って人工的にエアレーションをやってあげることで夜でも水槽内に酸素を取り込んでくれますし、真夏の暑い日でも水温は上下せず一定に保ちやすくなるメリットもあります。
生き物ですから、酸素がないと命とりになりますし、環境が悪くなれば死を早めてしまいます。
なので、鑑賞重視したいならエアレーションをしてあげることで、口をパクパクせずにメダカも生き生きと大きくなりますよ